今回は、0歳児のおもちゃ遊びにおすすめしたい、色々なおもちゃの特徴や知育効果についてご紹介していきます。
0歳児の成長スピードはめまぐるしいので、ひとくくりに0歳児のおもちゃとするのではなく、0~5か月と6か月~1歳前の2段階に分けてご説明していきます。
赤ちゃんのすこやかな成長をサポートするおもちゃ選びの参考にしてくださいね。
【長く使える0歳児の知育おもちゃ】0~5か月:ねらいや知育効果は?
0~5か月くらいの赤ちゃんは、動いているものを眺めたり、音に反応したり、物に触れたり握ったりしながら五感を発達させていきます。
ここでは、0~5か月くらいの赤ちゃん用の代表的なおもちゃとして、ベビージム、ラトル、起き上がりこぼしの特徴やねらいをご紹介していきます。
①.ベビージム:手足や五感の発達に
ベビージムは、まだ自分では動き回ることがでいない”ねんね期”の赤ちゃんの使用をメインとしたおもちゃです。
下の写真のように、アーチにぬいぐるみや音のなるような色々なおもちゃがぶら下がっているのが特徴です。
ぬいぐるみ自体は取り外せるものがほとんどですので、ベビージムを使わなくなっても、ぬいぐるみとして長く使い続けることができます。
ベビージムのねらいは、以下のようなことが挙げられます。
- 視覚の発達をサポートする
ぶら下がっているおもちゃは触れるとゆらゆらと動くようになっており、動いているおもちゃを目で追うことで視覚の発達のサポートになります。
赤ちゃんが目で追いやすい、はっきりとした色合いの物やカラフルな商品が多くなっています。 - 聴覚の発達をサポートする
ベビージムには、鈴が入っているぬいぐるみや、音声やメロディーが鳴るおもちゃが付属している場合が多く、赤ちゃんの聴覚を刺激します。 - 触覚の発達をサポートする
ベビージムに使用されているぬいぐるみは、布製がものが多いですが、布の中でもフェルトやサテン、
カシャカシャと音のなるような素材が使われていたりと、色々な触り心地で赤ちゃんの触覚を刺激することができます。 - 手足の発育のサポートをする
ぶら下がっているおもちゃに手を伸ばしたり、足をじたばたさせることは手足の発育のサポートになります。
足でキックできるようなおもちゃ付きのベビージムもあるので、足の動きが活発な赤ちゃんにもおすすめです。
以下の記事では、ベビージムの人気商品をご紹介いていますので、参考にしてみてくださいね^^
②.ラトル(ガラガラ):握る力や聴覚の発達に
ラトル(ガラガラ)とは、振ったり転がしたりすることでビーズや鈴の音が鳴るおもちゃです。
物を握れるようになってきた赤ちゃんが使用するのはもちろん、大人が赤ちゃんをあやす時にも使用できます。
素材や形のバリエーションが豊かで、名入れが可能な商品も多数あり、出産祝いとしても人気が高いおもちゃです。
ラトルのねらいは、以下のようなことが挙げられます。
- 手指の発達をサポートする
ラトルの音を鳴らすには、手から離れないようにしっかりと握って振る動作が必要になるので、手指や腕の発達のサポートになります。 - 聴覚の発達をサポートする
鈴やビーズ、木がぶつかる音など、ラトルには色々な種類があり、赤ちゃんの聴覚を刺激することが出できます。
また、振ることで音が出る という因果関係を認識するきっかにもなります。 - (一部を除き)歯固めとしての利用
ラトルのみとしての使用だけでなく、歯固めとして使用できるように、赤ちゃんが噛みやすい形状になっている商品が多いです。
以下の記事では、ラトル(ガラガラ)の人気商品をご紹介いていますので、参考にしてみてくださいね^^
③.起き上がりこぼし:五感や運動機能の発達に
倒れては起き上がるの動きを繰り返す起き上がりこぼしの独特な動きは、赤ちゃんの好奇心を刺激します。
起き上がりこぼしのねらいは、以下のようなことが挙げられます。
- 視覚、聴覚の発達をサポートする
ゆらゆら動く起き上がりこぼしの動きを目で追うことで、視覚の発達のサポートになります。
また、動く時に音が鳴る商品も多いので、聴覚の発達もサポートします。 - 寝返り、ハイハイの練習をサポートする
起き上がりこぼしを赤ちゃんから少し離したところで動かすことで、寝返りやハイハイの練習をサポートすることにも使用できます。 - 自発的な動作を促す
起き上がりこぼしの独特な動きは赤ちゃんの好奇心を刺激するので、”自分でも動かしてみたい”という自発的な動作を促すきっかけになります。
■参考記事
>> 起き上がりこぼしの遊び方、おすすめの商品を紹介!【赤ちゃん用】
【長く使える0歳児の知育おもちゃ】6か月~1歳前:ねらいや知育効果は?
6か月~1歳前になってくると、手指を徐々に細かくコントロールできるようになったり、言葉を理解できるようになってきます。
また、歯が生え始めてくるのもこの時期です。
ここでは、6か月~1歳前くらいの赤ちゃん用の代表的なおもちゃとして、歯固め、積み木、布絵本、知育ボックスの特徴やねらいをご紹介していきます。
①.歯固め:歯の不快感やストレス解消に
歯固めを使い始める時期は、赤ちゃんの乳歯が生え始める生後6か月くらいからが良いと言われています。
また、商品によってはラトル(ガラガラ)としての機能があったり、おしゃぶりとしても使用できるものもあるので、
赤ちゃんが物を握れるようになってくる、生後3か月程度から与えている方も多数いらっしゃいます。
歯固めのねらいは、以下のようなことが挙げられます。
- 歯の生えはじめの不快感を和らげる
- ストレス解消、気持ちを落ち着ける
②.積み木:手指の細かい動きの練習、形の認識に
積み木は子供のおもちゃの代表ともいえるおもちゃで、集中力、創造力、注意力、表現力などの様々な力を養う効果が期待される知育玩具でもあります。
一般的に、積み木を本来の遊び方で使用できるようになるのは1歳半くらいからと言われていますが、
積み木同士をぶつけてカチカチと音を鳴らしたり、大人が積んだ積み木を崩したりなど、0歳児でも遊ぶことができます。
積み木のねらい(0歳児を対象と考えた場合)は、以下のようなことが挙げられます。
- 微細運動を養う
積み木を積まずに横に並べたり、箱から出したりする動きだけでも、手指の細かい動きが必要となってきます。
これまでの叩いたり振ったりという大きな動きから、微細な動きを練習する第一歩になります。 - 色々な形を学ぶ
積み木には丸や四角、三角などの様々な形がありますので、色々な形を手で触って形を学ぶことができます。
以下では、積み木のおすすめ商品をご紹介しています。
木製だけでなく、ソフト材質の積み木もありますので、参考にしてみてください^^
③.布絵本:創造力を育み、言語を学ぶきっかけに
布絵本は文字がほとんど入っていない、絵が中心の絵本で、赤ちゃんでもケガの心配がなく安全に使用できるのが特徴です。
紙のように破れる心配もなく、汚れても洗うことができる商品も多いです。
また、たくさんの仕掛けが入った絵本もあるので、赤ちゃんの興味を引きながら遊ぶことができます。
布絵本のねらいは、以下のようなことが挙げられます。
- 想像力を育む
布絵本は文字がほとんどないため、色々なストーリーで読み聞かせてあげることで赤ちゃんの想像力を育みます。 - 言葉を理解する・話すきっかけになる
1歳近くになってくると、言葉の意味が少しずつ分かってくるようになります。
色々な話を読み聞かせてあげたり、絵本に出てくる物や動物などを教えてあげることで、色々な言葉を理解したり話したりするきっかけになります。 - 手指の発達をサポートする
布絵本の仕掛けは指先を使用するものが多いため、手指の発達のサポートにもなります。
手触りも良く、パリパリと音が鳴るような質感の布もあるので、単にめくって色々な質感の布に触れて楽しむこともできます。
④.知育ボックス:指先トレーニング、五感の刺激に
知育ボックス(アクティビティボックス)は、指先を使って遊ぶ様々な種類のなおもちゃが、ボックスとして1つに集められたおもちゃです。
ボックスの面ごとに、遊び方の異なるおもちゃを楽しめるのが特徴です。
難易度の低いおもちゃと高めのおもちゃが混ざっているので、徐々に遊べる幅を広げていくことができます!
知育ボックス(アクティビティボックス)のねらいは、以下のようなことが挙げられます。
- 指先のトレーニング
⇒ まわす / ひねる / ひっぱる / つまむ / 型はめなど、指先の細かい動きの発達をサポートする効果のある遊びが盛りだくさんです。 - 五感を刺激する
⇒ 音声やメロディーが鳴ったり、ぴかぴかと光ったり、ブロックの形を確認したり、
ざらざら・でこぼこなどの肌触りを感じたりなど、発達段階の五感を刺激する要素があります。
⑤.ラッパのおもちゃ:吹く練習に
ラッパや笛のおもちゃは、赤ちゃんが息を吹いたり吸ったりする練習に使えるおもちゃとして人気があります。
最初から音を鳴らすことは難しい場合が多いですので、お手本を見せながら興味を引いてあげてくださいね!
ラッパのおもちゃのねらいは、以下のようなことが挙げられます。
- 発声の練習になる
言葉をしゃべるには、喉や唇、口腔内の筋肉を発達させる必要がありますが、
ラッパや笛のおもちゃで吹く練習をすることによって、このような筋肉の発達に効果があると言われています。
【長く使える0歳児の知育おもちゃ】最後に
以上、0歳児のおもちゃ遊びにおすすめしたい、様々なおもちゃの特徴や知育効果についてご紹介しました。
遊び方を教えつつ、親子でコミュニケーションを取りながら楽しく遊んでくださいね^^
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